離婚の判例集 離婚の判例：子の連れ去りは犯罪です
一度、子供を確保して別居が始まったら、もうその子供を実力行使で奪い取るのは、犯罪です。そして、あとからそれを奪い返そうとしても、審判前の保全処分なども、子供に緊急の問題が起きていない限りは、機能しません。子供と暮らしたければ連れていくしかないのです。
子供
離婚の判例集 
離婚の判例集 離婚の判例：親権と監護権の分離……裁判所の配慮
離婚もそうですが、そこに至るまでの夫婦生活が、子供達の精神に与える悪影響には、甚大なものがあります。そんな中で裁判所はなんとか両親から最大の利益を抽出して子に与えようとしますが、その配慮には、非常に難しいものがついてまわるのです。
離婚の判例集 離婚の判例：子供の連れ去り
子供との同居を先にするのが親権をとる上では有利です。同居生活が成立している現況が優先されることが多いからです。しかし一方で、無断での連れ去りによる監護の開始が重視されないケースもあります。親権を巡る判断には、裁判所によってブレがあるようです。
離婚の判例集 離婚の判例：有責配偶者からの離婚請求の要件
有責配偶者からの離婚請求が認められるためには、次の条件が満たされている必要があります。１．長期間の別居、２．未成熟の子がいない、３．離婚によって一方が経済的に困窮したりなど、過酷な状況におかれないこと。この判例がその後の離婚裁判を変えました。
離婚の戦術 離婚後の姓
姓を変更するタイミングは、離婚の時点です。三ヶ月が過ぎると、自由に変えられなくなりますので、かなり手間取ることになります。このように面倒な仕組みになっているのは、戸籍があるからです。子供の姓と戸籍の変更も、手続きを踏めば可能です。
離婚の戦術 別居中、離婚後の面接交渉について
子供との面会は、なかなか拒否できるものではありません。無理に父親から子供を引き離そうとすると、証拠が残った場合、あなたを大変不利にします。しかし、夫が暴力を振るうなどの問題を起こしていたのであれば、なんとしても子供を夫から守りましょう。
離婚の戦術 養育費について
養育費は子供の権利です。他の親族に対する扶養義務よりも、子供に対するそれは重く、差し押さえが発生した場合も、夫の給与の２分の１までが対象となります。よく面会する父親は、子供に養育費を支払い続ける確率が高いので、面会を拒否するのも考えものです。
離婚の戦術 離婚に際して親権をとるために
親権をとるには、どうすればいいかですが、ここでも先手必勝の法則が生きてきます。現況優先、あとは子供が幼い場合には母親の監護が必要と判断されるので、そこを利用します。一方、別居開始後に子供を奪い取るのはいけません。
離婚の戦術 夫の側の防衛戦術
離婚を宣言された瞬間から、夫は自分を守るために動き出します。あなたの資金源を断ってきたり、子供を人質にしたり、はたまた暴力に訴えたりと、いろんな方法であなたを追い詰め、服従させようとするのです。しかし、前もって対策しておけば、怖くありません。