ご挨拶

離婚の構想

 ようこそ『離婚ノート』へ。
 私は当サイトの運営者、離婚アドバイザー蓮沼カオルと申します。
 あなたも、夫との関係や、離婚についてお悩みなのでしょうか。

 当サイトは、離婚したいけれども、どうしたらいいかわからない女性のために作られました。

 離婚、離婚といいますが、今、あちこちにあるウェブサイトをみると、ただ興信所や弁護士が、離婚しようと決心している方々や、浮気を疑っている人に自分達の能力をアピールしているだけのところが多いです。
 もちろん、そういう情報の供給も必要です。しかし、離婚は、すれば終わりというものではないはずです。離婚の前にも人生があり、離婚の後にも人生が続くからです。

 私は、すべての女性は常に離婚に備えるべきだと考えています。

 何年か前、私の知人が結婚しました。
 新宿の居酒屋で、親しい友人数人を呼んで、お披露目みたいな感じで楽しくお酒を飲みました。既にして私の知人だったその女性は、幸せ太りになりかかっていました。ですが、それはそれは見ていて気持ちのいい笑顔を浮かべていたのです。

 ところが結婚して一年後、彼女は不幸のどん底でした。彼は暴力を振るう男だったのです。
 友人としては黙っておられず、私も他の友人達も、何があったのかと彼本人を呼び出し、質問責めにして、最後には諭しました。口喧嘩は仕方ないにしても、手だけはあげてくれるな、と。

 ですが、いったん地元に帰るやいなや、同じことの繰り返し……どころか、どんどん暴力がエスカレートしていったのです。しかも、浮気までしていました。同じ会社の後輩の女の子に手を出していたのです。
 しかもその上、彼女は妊娠していて、じきに女児を出産しました。けれども、夫はまるで家庭を顧みず、身動きもできない妻を放り出し、生活費すら与えようとしませんでした。

 これに怒り狂った彼女は、せめて離婚をと考えたのですが、慰謝料の請求を避けたい夫は、なんと仕事をやめてしまったのです。彼女も自分で働こうとしたのですが、子供が幼すぎてどうにもなりません。結局、弁護士の助言を容れて、婚姻費用の請求をしながら、なんとか生き延びる日々を送っています。

 こういった女性は少なくありません。
 どうしてこんなことになってしまったのでしょうか?

 結婚=幸せだと考えて、相手を信じきってしまい、何の備えもしていなかったからです。
 私は、どんなに素敵な相手を見つけたと思っても、日々の暮らしの中に、離婚に繋がる情報の収集が必要であると、そう結論しました。

 離婚話が持ち上がっているわけでもないのに、夫の収入や貯蓄を常に確認しておくだなんて。その気配もないのに浮気を疑うなんて。それで愛情があるのかと思うかもしれません。
 そうではありません。国と国の関係だってそうです。どんなに友好的な関係にある同盟国でも、パスポートなしでは渡航できません。そして、国防はそれぞれの国の責任です。
 夫を愛することと、離婚に備えることは、矛盾しないのです。

 だから、このサイトは、結婚中の女性の皆様はもちろんのこと、将来結婚する可能性のあるすべての女性に目を通していただくべきものです。
 女性であればこそ、どんなことを知っておくべきか、何に注意していなければならないか。それを事前に心得ておいてください。

 毎回、記事の末尾に青いボタンを設置しておきます。これを押していけば、離婚講座のすべてを見落とすことなく読んでいくことができます。
 なお、当サイトの記事の閲覧に制限はありませんが、無断転用は、これを固く禁じます。

 ここでの知識が「役に立たない」ことを祈ります。

離婚に向けての第一歩

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